「お金がない」「生活が苦しい」そんな話ばかりする同僚
会社の同僚に、とにかく「お金がない」という話を好んでする女性がいます。
「こんな給料じゃ、生活していけないわあ~…」
と、とにかく毎日のように、大声で。彼女曰く、今の給料では贅沢をする余裕はもちろん、貯金もできず、給料日前には一銭も残らないのだそうです。
私よりはもらっているはずだし、会社員の旦那さんもいるのに…なぜ「生活していけない」のかは、分かりません。
病気の家族がいるとか?
実家に多額の仕送りをしているとか?
高い保険に入っているとか?
ローンを組んでいる? 借金がある?
何か事情があるのかもしれませんが、聞いたところでどうしようもないので、私は尋ねません。
が。
話を合わせるためなのか、「自分の方がもっと大変」とアピールするためなのかは定かではありませんが、他の社員も彼女に続くようにして「お金がない」という趣旨の話を始めるので、うんざりしてきます。
「ウチの営業は大して仕事してないくせにもらい過ぎよ!事務員にもちょっと分けて欲しいわ」とか。
「税金が高過ぎる」とか。
「年金、健康保険の仕組みはおかしい。共働きがバカバカしい」とか…
ランチタイムはだいたい、そんな話に発展していくのです。そんな愚痴ばかり聞いていると、何だか、心が干からびてしまいそうです。。
入社当初は、そうした話を聞くことが苦痛でした。当時は私もお金に関する問題を抱えており、不安で仕方がなかったから… その不安を煽られるようで、辛かったのです。
が、最近は「お。始まったな」と思ったら、もう聞かずに、その話題には参戦しないことにしています。貧乏になりたくないなら、「お金がない」という話をしてはいけないし、聞いてもいけない。そんな気がしているからです。
ちなみに、その女性はよく宝くじを買います。
「当たったら次の日から来ないから、ぐる子さんあとはヨロシクね!」
と言って…
私も150万円の年収ダウンを経験したけれど…
以前の会社での、私の年収は約450万(税引前)でした。30歳の時点での話です。
かつ、家賃の多くを会社負担してくれる会社だったので、その“家賃会社負担分”も年収と考えると、実質550万くらい。
なんか…結構もらってたんですね。でも、そんな感覚は全くなく、給料に不満を抱いたりもしていました。
今年は派遣期間があったことと、夏のボーナス時は資格がなかったことなどもあり、ザックリ計算してみたところ300万円くらいになりそうです(冬のボーナスは出るかどうかまだ分からないので、ないものとして計算しています)。
年収としては150万円も減っている上に、家賃もほとんど自己負担(住宅手当がありますが、300万のうちに含まれています)になって…
実質、250万円の年収ダウンです!
夫の収入が増えたわけでもないので、世帯年収としてもそれだけ減っている計算になります。
それでも資産を大幅に減らすことなく、また気持ち的にも腐ることなく一年を無事に終えることができそうなのは、この一年、必死で自分の考え方を変えようとしてきたからだと思います。
100万や200万程度なら、やりくりで何とかなるレベル
会社の給料が減ったなら、他で稼げばいいだけの話
拘束時間や仕事内容からしたら、今の給料は充分高い
以前より時間の余裕ができたんだから、空いた時間でお金を生み出すこと始めればいい
多少強引ではありますが、来る日も来る日も、自分にそう言い聞かせてきました。
自分にそう言い聞かせ、信じ込ませるためにも、同僚の女性の「お金がない」話は邪魔で邪魔で仕方がなかったのです。
今の会社に転職した最初の頃は、年収が下がったことばかり気にして、落ち込んでいた時期もありました。そんな時期は、彼女の貧乏話を聞く度に、つられて私も憂鬱になったりしていたのですが…
でも、冷たいようですが、同僚にお金があってもなくても、私には関係のない話。
先輩である彼女が貧乏だからと言って、私まで貧乏でなければいけないわけではありません。そう考え、とにかくその同僚から、お金に関するネガティブな影響を受けないように注意を払ってきました。
今年は副業で、給料以外に18万円を稼ぎました
その結果、どうやら私は上のような考え方を自分に刷り込むことに成功した… ような気がします。
最近では、給与収入が減ったことについて、全く気にならなくなりました。
どうやって収入を増やしていくか、そこにしか興味がないからです。
年収ダウンしたことを嘆く気持ちはなく、それだけ収入が減ってもどうにかやりくりしたり、前向きに過ごすことができている自分のことを、最近では「もしかして結構、凄いんじゃ?」とさえ思っています(笑
愚痴ったところで1円にもならない
「金額は問題じゃない」なんて、いう気はありません。でも、それ以上に考え方の方が大事なことは確か。
「自分は貧乏だ」と考えると思考が止まってしまい、過去の年収を懐かしむ気持ちや、自分より収入の高い人に対して妬む気持ちしか湧いてきません。
そして、そうした思考は一銭も生まないどころか、更に貧乏になるだけだと思うのです。
給料が減ったことによって、自力でお金を稼ぎたいという気持ちが、強く芽生えた年でもありました。
これは、良い変化だったと思います。
色々考えた結果、やってみたのはこの二つでした。
①NAVERまとめの記事作成
②利用するポイントサイトを絞込み、効率的にキャッシュバックまでもって行く
詳しいことはまた別で書きたいと思いますが、「ネット副業」ということになるでしょう。この取り組みの結果、私は一年で合計約18万円を稼ぐことができました。
18万円…というと、1ヶ月分の手取りには届かないものの、馬鹿にはできない金額です。
実際には生活費に充ててしまったりして、手元に残っているのはわずかですが…でも、ということはこのお金がなかったら、私の資産はもっと減っていた、ということです。
自分の生活を少しでも潤すことができるだけのお金を、私は自分で稼ぐことができました。
今年に限って言えば、18万円という金額以上に、会社の給料以外に「自分で稼いだという経験」が、私にとってとても重要なものだったと思います。
最初の話に戻りますが、「お金がなくて生活が苦しい」なんて愚痴ってる暇があるなら、100円でも200円でも稼ぐ努力をした方が、よっぽど気持ちは楽になります(実際に、お金も手に入りますし)。
また、周囲にそんな雰囲気が漂っているようだったら、直ちに心理的に一線を引いて、距離を置くべきです。
嘆いたところで、1円にもなりませんから。