【Uber eats・menu】フードデリバリーは女性でもできる?女性配達員が注意すべきことは?

配達員の女性 フードデリバリー

フードデリーバリー=男性の仕事というイメージが強いと思います。実際のところ、どうなのでしょうか?

フードデリバリーは男性の仕事?

私は昨年の4月からUber eats、menuで配達をしてきましたが、街で見かける配達員のほとんどは男性です。

ごく稀に女性の配達員を見かけると、ちょっと嬉しくなってしまうほど、女性の配達員は珍しい存在です。

私自身、あまり「男性」「女性」で物事を分けて考えるのは好きではありません。とはいえ、配達員として働き始める前は「女性の自分でもできるのだろうか」と心配していました。それくらい、現に男性の多い仕事です。

この記事では「フードデリバリーの配達って女性でもできるの?」「男性と比べてふりなことはないの?」「危険はないの?」という疑問について、約一年半配達員として働いた経験を踏まえて振り返ってみたいと思います。

女性だからといって不利になることはほとんどない

腕力は関係ない

たとえば宅配便のお仕事なんかだと、重いもの・大きなものを運ぶ機会が多く、傍から見ていて女性にはちょっと大変そうだなと感じることもあります。

でもフードデリバリーの場合、運ぶのは基本的にはお料理です。重いものではありません。だから腕力は関係ない。

また電動付自転車やバイクなら、男性と女性でスピードにそれほど差が出ることもありません。

あとはどれだけ丁寧に配達ができるかですが、これは性別というより性格の問題ですよね。

よって「お料理を運ぶ」という作業自体は、男性の方が向いているとか、女性には難しい、といったことはないと私は考えています。

好奇の目で見られることはない

配達を始める前は、女性の配達員って街中でものすごく目立つのでは… ジロジロ見られるのでは…? なんて心配していましたが、これは自意識過剰でした。

実際、街ゆく人々は配達員のことなどほぼ見ていません

レストランも注文者も、配達員にそれほど関心はないと思います。当然、女性だからどうこう、ということもなく。

男性だろうが女性だろうが、注文品をきちんと届けてくれさえすればよい。それだけだと思います。

見知らぬ人から話しかけられることが多い

とはいえ、女性の配達員はやはり珍しいからでしょうか。

配達先のマンション内で住人の方とすれ違った際など、「まぁ大変ね」「ご苦労様」「一日何件くらい配達するんですか」などと声をかけられることは少なくありません。

これに関しては「女性配達員だから」話しかけられるのか、そもそも私が話しかけやすそうに見えるのか、どちらなのかは分かりませんが…。

また配達をしていると道に詳しいと思われるのか、街中で道を訊かれることも増えました。

私は方向音痴ですし、配達しているエリアに詳しいわけでもないので、Google マップを開いて一緒に調べるだけなんですけどね。

ちなみに道を尋ねてくる人は、8割がた女性です。

女性の注文者さんの反応が良い

これは私の勝手な感覚ですが、手渡しでお届けした際の、女性の注文者さんの反応が良いような気がしています。

何となく、配達員が女性であることにホッとしているように見えるというか、嬉しそうに見えるというか。

やはり配達員というのはUber eatsにしろmenuにしろ、その会社に属しているわけではなく、言い方は悪くなりますが「どこの誰だか分からない」わけです。

それもあって、特に女性の注文者さんは不安もあるのでしょう。

とりわけ夜間の配達では、注文品をお届けした際に女性の注文者さんの安心したような笑顔を見られることが多いのです。

(そんなに心配なら置き配にすれば良いのに、と思う部分もありますが、食べ物を地べたに置くことに抵抗がある人は少なくありませんし、特に夜は置き配した食事を持ち去られるリスクもあるため、直接受け取りたいという気持ちも理解できます)

女性の注文者さんが心なしかホッとしていて嬉しそうに見えた時、あぁ良かったな、役に立ったなと感じます。

女性だからといってレストランに「なめられた」経験はない

配達員として働き始める前、私も他の方のブログやTwitterで情報収集をしていました。

その時よく目にしたのが、「女性の配達員はレストランになめられる!」というもの。

女性の配達員はレストランから軽視されるため、待たされたり、偉そうな態度をとられたりするというのです。

しかしふたを開けてみれば、「女性配達員だから待たされた」「後回しにされた」という経験は、少なくとも私はありません。

もちろん、逆に「女性だから順番を早くしてくれた」ということもありませんでした。

基本的にはオーダー順、あとはメニューによって調理時間が変わるため、それで順番が前後する程度です。

レストラン側で対応してくださる方も、ほとんどがアルバイトやパートと思われる女性です。

皆さん店舗のオペレーションに沿って動いているだけで、配達員を見て順番を調整するなんて、そんな面倒なことはしないでしょう。

女性だからといってチップを弾んでもらえることもない

Uber eatsにもmenuにも、「チップ」のシステムがあります。

この「チップ」、女性配達員はたくさんもらえるなんて話を聞いたことがありますが、実際にはそんなことはないと思います。

もしかしたら、若い女子だったら弾んでもらえたりするのかもしれませんが… 少なくとも40歳のオバサン配達員である私は、「女性だからチップを弾んでもらえた」と感じた経験はありません。

Uber eatsの場合、チップは注文時に設定することもできます。

そのタイミング、つまり配達員のマッチング前にチップの支払いを決めている人も多いような気がします。

女性だからくれる、ということはあまりないと思うし、期待もしていません。

女性配達員が注意すべきことは?

約一年半配達をしてきた結果、「女性配達員だからといって不利になることはほとんどない」というのが私の結論です。

しかし、以下の2点だけは心配しています。

トラブル時に不利になる可能性がある

万が一レストランや注文者との間でトラブルが発生した場合、女性であることが不利に働く場合があるかもしれない、とは感じています。

「かもしれない」としか言えないのは、未だ私は大きなトラブルに遭遇した経験がないためです。

女性ではトラブルに対応できないなどと言いたいわけでは勿論ないのですが、世の中には自分より弱い(弱そうに見える)者に対して強気に出る人種が一定数いるんですよね。

男性に対しては大人しいのに、女性に対してはやたら横柄な態度をとる人とか…。

フードデリバリーではトラブルがあった場合でも、基本的には配達員が一人で対応することになりますから、相手が悪いと厄介なことになりかねません。

女性の配達員が少ないのも、この「何かあった時が怖い」という漠然とした不安が一因なのではないでしょうか。

それもあって、私自身トラブルの原因となりそうな配達(数珠・長距離・ダブル・汁物など)は極力避けるようにしています。

夜の配達には要注意

また、言うまでもなく夜の配達には要注意です。

ただでさえ夜道の女性の一人歩きは危険なところ、「配達員はみんな売上金(現金)を持っている」と思い込んでいる人もいるようですから、配達員を襲って現金を奪おうと考える輩がいないとも限りません。

そんな時、男性配達員よりも女性配達員の方がターゲットになりやすいことは確かです。

夜の繁華街や人通りの少ない道などは、そもそも近づかないほうが賢明だと思います。

まとめ

フードデリバリーは現状男性が多い仕事ではありますが、「お料理を運ぶ」といった作業自体には、性別による向き不向きはないと感じます。

よって「女性でもできるのでしょうか?」の答えは、「できる!」です。

女性配達員が気をつけるべきなのは、トラブル発生時の対応と防犯。

トラブルについては、冷静でない相手・悪意のある相手との議論は避け、極力サポートを通して解決するのが良いでしょう(その意味でも、Uber eatsの電話サポートがなくなってしまったのはちょっと不安ですね…)。

また多少仕事の幅が狭まったとしても、トラブルや犯罪に遭わないよう「回避する」のも重要な戦略の一つだと思います。

例えば、配達は日中のみにするとか、「〇㎞以上の注文はとらない」とか、あらかじめマイルールを決めておくことです。

私自身、このマイルールがかなり多いのですが、そのお陰でトラブルに遭遇することなく配達を続けることができているのではないかと思います。

以上、女性の皆さんの参考になれば嬉しいです!

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