仮想通貨(暗号資産)の税制に思うこと

仮想通貨(暗号資産)の税制に思うこと

私は2015年から仮想通貨(暗号資産)を触り始めました。ビットコイン、イーサリアム、その他アルトコインをいくつか保有しています。

仮想通貨は好きでこれからも投資を続けたいと思っているのですが、最近、仮想通貨の税制に腹が立って仕方がありません。今日はその件について書き殴りたいと思います。

 

ポイントから始めた仮想通貨投資

2015年秋、ポイントサイトから500円ほどをbitFlyerでビットコインに交換したのが、私の仮想通貨投資の始まりでした。

その後、bitFlyerやZaifに日本円を入金して、ちょこちょこトレードをするようになります。といっても、そもそも入金している額が20万円程度と少なかったので、1回あたり数十円~数百円の利益を狙って売買するという子どもの遊びのようなトレードでした(今思えば、その程度にしておいて本当に良かったです。その理由は後述)。

4~5万円台で買ったビットコインが9万円になった時点で「これはバブルだ!もうすぐ暴落する!」と思い、手放してしまいます(笑)。当時見込みがあると思った、別のアルトコインに交換してしまったのでした… そのため、その後やってくる本当のビットコインバブルの恩恵を受けることはできず…。2017年、どんどん上がっていくビットコイン価格を複雑な思いで眺める毎日でした。

ビットコインには乗り遅れたと感じて悔しかったので、その後しばらくは主にアルトコインを触っていました。そして昨年(2020年)春、いくつかのアルトコインをBTCに替えた後の値上がりにタイミング良く乗ることができ、今私の保有資産に占める仮想通貨の割合は現在かなり大きくなっています。もちろんこれもただの含み益で、いつまた萎んでしまうかは分からないわけですが… それでも、撤退しない限りは可能性があるのが仮想通貨投資。これからも続けたいと思っています。

でも…

仮想通貨の税金計算はややこしい

仮想通貨を触るうえで、憂鬱でたまらないことがあります。それが税制。税金を納めるのが嫌だということではないんです(嫌だけど)。そうではなくて、税制がややこしくて実態に合っていなくて、いろんなところにトラップがありそうでいつ自分がそこに引っかかるか分からず不安なのが嫌なんです。

よく「仮想通貨は税率が高い」「最大税率55%、半分以上持っていかれる」なんて言われますが、それは4,000万円以上稼いでからの話。利益が195万円未満であれば、所得税5%+住民税10%で株式投資の税金より安かったりします。私のような超少額投資家にとって税率はさほど問題ではなく、そんなことより利益計算のしにくさ、ルールの分かりにくさ(と、すでに決まっているルールの理不尽さ)のほうがずっと問題なんですよね。

 

仮想通貨投資の税金に関する詳細については、税金計算ツールでお世話になっている㈱Aerial Partnersさんの記事を貼っておきます。

【2021年最新】仮想通貨(暗号資産)の税金の基本|税理士がわかりやすく解説!

2015年にビットコインを買い始めた当初は、「仮想通貨に税金が掛かる」という認識がありませんでした。ビットコインは国に縛られない自由な通貨なのだ~!と思っていて、そこに惹かれたというのもあり…。その後、どうやらビットコインでも他のアルトコインでも、利益が出たら税金が掛かるらしいと知ることになります。ただその時も深く調べることをせず、勝手に「課税タイミングは日本円にした時」だと思っていたのです。

しかしその後改めて調べてみたところ、通貨同士の交換であっても利益が出ていれば課税対象であるとのこと。

なんとなく、利益は非課税の範囲内(会社員時代は年20万円未満、その後は基礎控除の範囲内)であるという認識はあったものの、いったい幾らの利益が出ていたのか正確には把握していませんでした。自力で計算しようにも無理があり、諦めてGtax(仮想通貨の税金計算ツール)に登録、仮想通貨投資を始めた2015年以降のすべての履歴をアップロードしました。

その結果、幸い他の雑所得と合わせても納税が必要な年はありませんでした。最も取引件数が多かったのが2016年で、主にbitFlyerとZaifで2,000件近くのトランザクションがあったのですが、これが冒頭に書いた極々少額のトレードだったためほぼ利益なし。税金の知識がないままに大きなお金を動かさなくて本当に良かったです。

 

納得いかないポイント①:通貨同士の交換に課税

脱税になっていなくて本当に良かった、とホッと胸をなでおろしたのも束の間。今度は何とも納得のいかない思いに駆られることになります。

まず、私は2015~2016年に保有していたビットコインは一旦全てアルトコインに替えてしまいました。つまりこの年、自分の手元に日本円は全く増えていません。それでも、計算上はこのビットコイン→アルトコインの交換のタイミングで十数万の利益が出ていることになり、この年の利益が仮にもっと大きく一定の基準以上であれば税金を納めなければなりません。もちろん納税は日本円で! この仕組みにはかなりの違和感を感じます。あるあるですけど、交換したアルトはその後ずるずると価格を下げていきましたし…。全然得してないし…。

日本円が増えていないのに、日本円で納税しろというにのはどうも納得がいきません。課税タイミングは日本円に替えたときにして欲しいものです。

 

納得いかないポイント②:取得時点の時価で課税

私はアルトコイン投資の一環で、ハーベストやステーキングなどもしています。ざっくり説明するとウォレットや取引所に一定額以上の仮想通貨をロックして報酬を得るというものですが、現行の税制ではこうして得た仮想通貨も全て取得時点の時価で課税されます。

例えばですが、私はTRX(トロン)をKLV Walletというウォレットにロックして、日々報酬としてKLVというトークンを受け取っていました。1日あたり大体10円~20円の報酬で安定的にもらえていたので、TRXを買い増して報酬を増やすことも考えました。

が、結局怖くてできませんでした。KLVも価格のついているトークンなので取得時点の時価で課税されることになります。でも当然ですが価格は変動するし、取得時点で価値のあったトークンがその後無価値になることなんてざらだし… それでもルールは「取得時点の時価で課税」となるのです。そう考えると、特にマイナーな通貨は「無料でもらえるからリスクがない」とも言えません。高い価格がついている時に受け取って、納税時に暴落していたら、税金だけが残るからです。

もう本当に、課税タイミングは日本円に替えたときにして欲しい(2回目)

 

税制は理不尽だとは思うものの

とにかく課税タイミングを、日本円に交換したときにしてもらいたい!それだけでいい!というのが私の願いではありますが、果たしてそんな日が来るかどうか…。ただ現行ルールは理不尽だとは思うものの、だからといって従わないわけにはいきません。ルール通りに計算して納税しなければ脱税になってしまいますし、それだけは避けなければならないところ。

そこで私が決めたのは、今後も利益は非課税の範囲内に抑えていこう、ということです。今持っているビットコインは売買せず長期保有、その他のアルトコイン投資の利益を非課税の範囲内に抑えていきます。Gtax(もはや必須ツールです)にまめに取引を登録していけば、自分の利益が今どれくらいなのかを把握することができるし、コントロールできます。

非課税枠を増やすため、来年からはiDeCoの掛け金をMAX(自営なので68,000円/月)に上げてみました。これはこれで、計画的に日本円を準備していかないといけないので、キツかったりするんですけどね。来年はいくつかの保有通貨を円に換えることも検討しなければならないかもしれません。ただ、仮想通貨同士のトレードで思った以上に利益が出てしまった!という場合にも非課税枠が大きい方が助かるし、iDeCo用の日本円が足りなければUberで稼げばいいし(笑)。UberはUberで、青色申告特別控除があるので。

 

税制はキッチリ確認する。最大限の非課税枠を用意する。取引を全て記録して損益を把握して、利益を非課税の範囲内に抑える。来年はそんな感じでやっていこうかと。

 

仮想通貨で得た利益は税金ではなく、自分の老後資金に回せるように頑張ろうと思ってます。

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