母乳育児中に卵巣腫瘍の摘出手術をすることに!入院中の授乳はどうする?

母乳育児中に卵巣腫瘍の摘出手術をすることに!入院中の授乳はどうする?

退院から少し時間が経ってしまいましたが、引き続き卵巣腫瘍(卵巣のう腫)の体験談を書いていきたいと思います。結果的には、良性腫瘍であったことが術後の生体検査で分かっています。今年の初め、健康診断で異常があると言われた時は肝を冷やしましたが、悪いものでなくて本当に良かったです!

赤ちゃんの手を握り締める母親

さて摘出手術のための入院は、入院日と退院日を含め8日間に及びました。約1週間です。その間の私の一番の気がかりは、まだ授乳中だった次男のこと。次男は4月で満1歳を迎えていましたが卒乳はしておらず、私自身も、婦人科系の病気のリスク低減のためにも2歳くらいまでは授乳を続けたいと考えていました。そのため、入院前の段階でも授乳はまったくセーブしておらず、夜間授乳も毎晩3~4回はしていたのです(!)

こんな状態で1週間も入院してしまって大丈夫なんだろうか? かなり心配でしたが、結果としては、何とかなりました! 入院の間だけの一時的な断乳で済み、退院後も変わらず授乳を続けることができています。1歳4ヶ月になる今も、です。

 

まずは主治医の先生に相談を

摘出手術の話が出た段階で、まだ授乳中であることを主治医の先生に相談しました。

手術を挟んでも授乳を続けることはできるのか、入院中に搾乳しても問題はないか、他の方はどうしているのか… もし授乳を続けることができないのであれば、入院前に卒乳を済ませなければならないので、そのスケジュールも考えておく必要があると思ったのです。

先生からは、意外なほどアッサリ回答がありました。

「続けられますよ~ 大丈夫です」

こうした相談は少なくないのかもしれませんね。先生によれば、入院中の搾乳も全く問題なし! 中には家族に赤ちゃんを病院に連れてきてもらい、直接授乳する方もいるとのことでした。術後の治療も、必要に応じて痛み止めの薬を使う程度なので、授乳には差し支えないとのことです。もっとも私の場合、次男は既に1歳になっており母乳の栄養が必須ではなかったことと、夫や母に次男を連れてきてもらうのは難しそうだったので、入院中は搾乳し、搾った母乳は棄てることにしました。

卒乳を考える必要もなくなったので、入院のスケジュールは長男の学校とヘルプに来てくれる母の予定と調整して決めました。あとは入院当日まで、いつもと変わりなく授乳しました。

 

母乳パッドと搾乳機は必須アイテム!

入院の際の持ち物は、病院から渡された冊子に沿って準備しました。それ以外に忘れてはならないのが、母乳パッドと搾乳機です。

手術中、麻酔で眠っている間、それから術後身動きがとれずにいる間にも、母乳は少しずつ作られます。

私が目を醒ました時には、手術着と胸の間にタオルが突っ込まれている状態でしたが、その後しばらくの間に漏れ出る母乳でタオルはビショビショになってしまいました… 本当は「手術後につけてください」と、あらかじめ母乳パッドを貼りつけた授乳ブラを看護士さんに預けてあったのですが、引継ぎが上手くいかなかったのでしょうね。残念! 身動きがとれるようになってから、自分で装着しました(笑)

いずれにしろ、入院中だろうが手術中だろうが、待ったなしで製造されるのが母乳です。母乳パッドは忘れずにお持ちくださいね。

それから搾乳機も必須です。私は元々搾乳機は使っておらず、持っていませんでした。必要な時には手絞りで対応しており、その方が乳首を傷めないから良いと以前何かで読んだこともあって、入院中も手搾りでいいやと思っていました。何とかなるだろう、と。

ところが、手術後は想像していた以上に身体が疲れています。

そんな状態での手絞りは、結構しんどい。最初の1~2日はどうにか手絞りで対応していましたが、疲れてしまいました。手が汚れるし(洗うために起き上がって洗面所に行くのもダルい)、時々噴き出した母乳があさっての方向に飛んで行ったりするし… というわけで3日目には断念して、夫に頼んで搾乳機を買って来てもらいました。

買ったのは、「ピジョン さく乳器 母乳アシスト」。片手で搾れるタイプです。これが病室にやってきてから、搾乳が劇的に楽になりました… 最初からケチらずに買っておけば良かった!

普段は何ともないことでも、手術後は疲れていたり、痛みがあったりしてできないこともあります。術後の状態を甘くみてはいけませんね。

 

病室では隙を見て、搾って棄てる

ベッド周りにはカーテンがあるとはいえ、入院中の搾乳には神経を使いました。

病室のベッド

というのも、主治医による回診、看護士さんによる巡回のほか、一日3食運ばれてくる食事、清掃… など、病室にはけっこう頻繁に人が来るからです。しかも、何の合図もなく突然「シャッ!」とカーテンを開けられたりすることもあります。

事前に声をかけてくれる人もいれば、声を掛けるのとカーテンを開けるのがほぼ同時、なんて人もいます(意味なし!)。搾乳している姿なんてあまり見られたくはありませんから、回診や巡回が終わった後や食事が下げられた後など、「しばらく人が来なそうだな」と思われるタイミングを狙って搾乳しました。

搾った母乳は、部屋の洗面所に捨ててもよいと許可はもらっていました。ただし一人部屋ではなく、他の方と共同で使う洗面所だったので、こちらも他の方がいないタイミングを見計らって棄てるようにしました。搾った母乳を捨てる… 授乳中の母親にとっては当たり前の光景でも、中には不快に思う方もいるかもしれないからです。

肝心の子どもは、おっぱいがなくても平気だったらしい

さて、一方母乳っ子だった次男の様子はというと…。

入院中は、私がいないことで(というよりは、おっぱいがないことで)さぞ泣くだろう、騒ぐだろう、ばぁばゴメンね… と思っていたのですが、なんと! 母にLINEで様子を尋ねたところ、全然平気だというではありませんか!

全く困らせないし、ほとんど泣かないし、おっぱいを欲しがることもない、と。

果たして次男が、本当に「平気」だったのかどうかは分かりません。当時1歳になったばかりの次男が、母親がいないという状況をどう捉えていたのか… 知るすべがないからです。もしかしたら次男なりに空気を読んで、気を遣っていたのかもしれません。それでも表面上は、おっぱいがなくて困ることはなかったということです。子どもって凄いですね。

入院して間もなくは張りやすかった胸も、やはり直接授乳しないことで母乳の分泌量が減るためか、徐々に張りにくくなっていきました。途中、このまま卒乳してしまってもいいかな、次男も平気なのであれば・・ なんて、思ったりもしました。もし卒乳するなら、絶好のタイミングであったことは間違いありません。

 

退院後すぐに授乳再開、母乳の量は元に戻った

それでも、退院してその日のうちに授乳は再開しました。はじめに書いたように、授乳で病気のリスクを低減できるなら、やらない手はないと思ったからです。

入院している間に次男がおっぱいを忘れいてる可能性もあったので心配していましたが、その点は大丈夫でした。母乳拒否!ということもなく、入院前となんら変わらず授乳できました。

厳密な分泌量などは量っているわけではないので分かりませんが、感覚として、数日で元に戻った気がします。その後も、長時間授乳できない(しない)時など、張るときは張るので、結構出ているのでしょう。

説明をする医師と話を聞く女性患者

そんなわけで、約1週間の入院を挟んでも、母乳育児を継続することができました。自身の体調や子どもの状態にも左右されるので「必ず」とは言えませんが、入院等で一時的に断乳せざるを得ない場合も、それだけで諦める必要はありません。

 

主治医の先生に相談しながら、最良の方法を探してくださいね。

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