次男が生まれて、2ヶ月ちょっとが経ちました。
下の子が生まれると、上の子が赤ちゃん返りをしてしまう… という話はよく聞きますね。
幸い、今のところ我が家の長男(5)に赤ちゃん返りは見られないのですが、常に気になっている部分ではあります。
今日は私が、5歳差育児にあたって気をつけていることをお話ししたいと思います。
5歳と0歳。長男の赤ちゃん返りはないようだが…
我が家の場合は5歳半も離れているので、長男にとって、次男はライバルではない様子。それどころか親と一緒に、次男をめちゃくちゃ可愛がってくれるのです。
両親、弟と一緒にいる時の長男の目線は「親側」「保護者側」です。
次男が泣けば飛んで行ってあやしてくれるし、抱っこもよくしてくれますし、新生児の頃はミルクやオムツなどのお世話も進んでしてくれました(最近は母乳のみなのでミルクをあげる機会がないのと、オムツ替えは一度オシッコをひっかけられてから怖くなってしまったようですw)。
ベビーカーも、自分が押すと言って聞きません。
もう頼むから手を出さないで…! と思うこともありますが、何だかんだ、私はとても助かっています。
それでも、やっぱり5歳は5歳だと思うのです。
産後2ヶ月ちょっとの今、やはり次男に手がかかってしまい、長男との時間を充分に取れていないと感じることもあります。
色々と、長男に我慢させてしまっている部分もあるかもしれません。
出産前は、長い長いつわりで長男の相手ができず、産んだら産んだで次男につきっきりになってしまい、やっぱり長男の相手ができず…。
「下の子への語りかけ方」には要注意
そんな中ひとつだけ、私が長男のために気をつけていることがあります。
それは、次男への語りかけ方です。
どういうことかというと…
赤ちゃんを抱っこしながら、ついつい上の子に言いたいことを、間接的に言ってしまうことはありませんか?
たとえば、
「お兄ちゃん、お行儀が悪いですねぇ」
「まったく、変なお兄ちゃんだね~」
などなど。
これ、特に意図していなくても、親がやってしまいがちな行動だと思うのです。
或いは、上の子を叱ったり、注意したりした後に、「ねえ?」とまだ赤ちゃんである下の子に同意を求める(ふりをする)。
もちろん決して悪意があるわけではないのですが、でも、それを言われた上の子の気持ちは容易に想像できますよね。
おもしろくない。
叱られたり、注意されたりするのはただでさえイヤなものですが、その内容を自分より小さい子に話しかける形で伝えられる、というのは更にイヤなものだと思います。
しかも、まだ何も分からない0歳児に向かって自分を悪く言われるというのは、屈辱以外のなにものでもないでしょう。
私も次男が新生児期の頃、何度かこれをやってしまったのですが、その時の長男の曇った表情は忘れられません。
あのまま繰り返していたら、長男もヘソを曲げてしまったかもしれません。
以来、私は長男を叱ったり注意したりするために、次男を利用しないように気をつけています。長男のプライドを、不必要に傷つけないためにも。
叱る時は直接、1対1で、が基本ですね!
上の子を褒めたいときは、下の子に語りかける形で褒めることも
反対に、長男を褒めたい時、感謝を伝えたい時には、次男に語りかける形で伝えることもあります。
「優しいお兄ちゃんで嬉しいねぇ」
「ほんと、お兄ちゃんは何でもできるよね!」
もちろん、長男を直接褒めることもありますが、こんなふうにして次男に語りかける形で褒めることで、長男が喜んでいるのが分かります。
自分は弟より凄いんだ、と自信を持つことができるのでしょうね。
私がこんなふうに次男に語り掛けると、長男のモチベーションはググンとUPするようです。
また、ついつい言ってしまいそうになる「お兄ちゃんなんだから!」という言葉も、グッと呑み込むように注意しています。
これを言ってしまうと、「お兄ちゃんであること」が苦痛になってしまうかもしれないと思うからです。
私自身、長女で弟が二人いますが、子どもの頃「お姉ちゃんなんだから」と言われてモチベーションがあがったためしがありませんでしたので…。
今のところ余裕のない育児で、<兄弟の関係>においては他に特段気を遣っていることもありません。
でも、この語りかけ方のおかげか、長男がヘソを曲げずに済んでいるような気もするのです。
上の子が下の子に嫉妬することなく可愛がってくれると、本当に助かるなあと実感している毎日です。