職場のモラハラ。我慢していたら、こうなってしまった

職場のモラハラ。我慢していたら、こうなってしまった

もし職場でモラハラに遭ってしまったら…? 絶対に、我慢してはいけません。その理由をお話しします。

部下の全てを否定するモラハラ上司

 

ひとつ前の職場で、強烈なモラハラ上司に遭遇しました。

その会社には3ヶ月しかいなかったけれど、そんな短い期間であっても、モラハラ上司と机を並べて過ごしたことは、私に充分な悪影響をもたらしました。

 

その上司(40代男)は、部下には一切情報を与えず、かといって質問すると怒り出し、やることなすこと全部を必ず後出しで否定する…という、かなり典型的なモラハラ上司。

 

「あ~、ダメダメ」

「違うちがう、全然違う!」

「そうじゃなくて~」

「だーかーらぁ」・・・

 

しかも、言うことがコロコロ変わり、まるで一貫性がありません。

Aをしろ、と指示されたからAをすれば、「そんなことは後でいいから、早くBをしろ」。

その指示に従ってBをすれば、背後から急かすように「Cは?Dは?」

C、Dを終わらせて持っていくと、「言わなければ何にもできないんですか?」

自発的にやってみれば、「勝手なことをしないでください」

確認したらしたで、ヒステリックになる… という具合で、何をしてもダメでした。

 

モラハラを我慢していても悪影響しかない

そんな環境で我慢を続けていても、ロクなことはありません。

上司からのモラハラを我慢し続けた結果、私は自分の思考や行動、健康に結構なダメージを受けてしまいました。

 

行動の基準が全て相手になり振り回されるようになる

一匹の蜘蛛と蜘蛛の巣

だんだんと叱られるのが怖くなっていくので、上司に言われたことをその通りにやろうとしたり、相手が意図しそうなことを先回りしてやろうとしたりと、当時の私は必死でした。怒られたくない、怒らせたくない――… その気持ちが先に来てしまい、仕事の目的を見失いがちになります。

でも、いくら相手に合わせようとしても、その試みが成功することは決してありません。モラハラ上司は部下が間違っているという図式をつくるためなら、後出しだろうが何だろうが、平気で指示を変えるからです。

 

私も入社当初は、仕事に対して自分なりの考え方や手順、方針を持っているつもりでした。でも、モラハラ上司を前にしては、そうしたものは何の役にも立たず…。

結局、モラハラ上司からのピンポイントの指示に従い、後で覆されることを承知していながらも、ただひたすら言われたこと・言われそうなことをこなす… というやり方に変わってしまいました。自分でもそんな自分に耐えられませんでした。

 

本来会社に必要な仕事を進めることができず、ただただモラハラ上司の気まぐれな指示を片付けるはめになります。そして、そういうやり方を続けていると… 人の顔色ばかりが気になり、本来の「仕事」ができなくなっていきます。

 

自分が悪いのかもしれないと思うようになる

耳を塞ぎ今にも泣きだしそうな表情の女性

今振り返ってみれば、モラハラ上司の言動は教育でも指導でも、何でもなく、ただの人格否定、ただの嫌がらせでした。

たちが悪いのは、そうした「嫌がらせ」が、「上司と部下」という仕事上の上下関係を盾に行われるために、「嫌がらせ」だと気づくことができない点だと思います。

 

モラハラ上司は、「教育」「指導」「アドバイス」「指摘」を装うので、部下側も立場上、大人しく聞かざるを得ません。

私の場合、特に転職した直後だったということもあって、どんな言葉でも、耳を傾けるようにしていました。

 

…が。

 

「ぐる子さんは管理部門としての基本がなっていないから…」

「まだ、あなたのような人事経験の少ない人には分からないだろうけど…」

 

と、モラハラ上司は何かにつけて、必ず私を未熟者・無能呼ばわりする“前置き”をしてから話し始めるのです。毎日そんな調子だと、自分でも、自分がダメなんじゃないかと思うようになります(一種のマインドコントロールですよね)

 

しかも、モラハラ上司は攻撃のターゲットを明確に絞り、ターゲット以外には異様に親切だったりします。

 

「他の人には普通なのに、私にだけ厳しいのは、やっぱり私がおかしいからなのか・・・?」

 

と思うようになり、自信を失っていきます。

※「モラハラ」と「厳しさ」の違いについては、こちらの記事を参照してください。

 

休日が楽しくなくなっていく

 

仕事のことが頭を離れなくなり、休日を楽しめなくなります。いくら楽しんだところで、月曜になればまた否定される毎日に戻らなければならないからです。

となると、楽しむだけムダ。

 

「楽しもう」「何かしよう」という気持ちすらなくなっていきます。

 

正常な判断ができなくなる

膝を抱えて絶望する女性

「コロコロ変わる上司の指示」という、自分以外の非常に不確定なものを軸に物事を考えるようになるためでしょう。

正常な判断ができなくなる… というよりは、判断自体ができなくなります。

 

また、咄嗟の局面においても、保身のためにおかしな選択をしてしまうようになりました。正しいか、正しくないか、そんなことより何より「後で怒られたくない」という気持ちだけに従って行動するようになります。

どこに居ても、何をしていても、ビクビクしていてテンパりやすくなっていて、自分でも「これはマズイぞ」と感じるようになりました。

 

生活が乱れ健康を損なう

点滴

 

私の場合は、食生活に影響が出ました。

怯えて動かなくなっている頭を働かせるために、とにかく「甘い物」ばかり食べていました。

朝は会社付近のコンビニで、砂糖たっぷりのフレンチトーストと甘いコーヒーを買ってオフィスへ。早朝、まだモラハラ上司が出社する前に、デスクで朝食を済ませるのですが…ランチも、晩御飯も似たようなものばかり。何を食べるか、選ぶのさえ億劫だったのです。

明らかに砂糖の過剰摂取、他の栄養は足りていませんでした。

 

幸いその時点では、これという病気にはならなかったものの、全身が常にがだるく、頻繁に眩暈が起こるように…。それでも、食生活を改善しようという考えには至りません。

 

当時の私は、「モラハラを避ける」こと以外、興味がありませんでした。

 

モラハラからは、逃げるが勝ち

その会社は3ヶ月で退職してしまいました。半ば逃げるようにして。

 

人事としての経験を積めなかったばかりじゃない、変な職歴はついてしまうし、辞めた時点では次の仕事は決まっていなくて無職確定だし、散々な状況でした。

 

それでも、辞めて正解だったと思います。

 

あのまま「石の上にも三年!」などと言って踏ん張っていたら、どうなっていたことか。

 

モラハラをするような人に、「話し合い」は通用しません。社内に相談、通報できる部署があれば当然すべきですが、当時その会社は立ち上げ後まもなく、そんな部署はありませんでした。実質的な「人事部長」は、当のモラハラ上司… となれば、もう逃げるが勝ち。その判断だけは、間違いではなかったと思います。

 

今の会社には、このモラハラ上司のように執拗に攻撃してくるほどの異常者はいません。そういう意味では、平和な毎日です。

 

が、未だに少し口調の強い人と話をすると萎縮しやすく、思考が止まる…というのは、この一件による後遺症のような気がします。たった3ヶ月の経験でも、その後一年以上経っても当時の行動パターン・思考パターンから逃れられないとは…

 

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全く、ため息しか出てきません。

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