ぐるぐるデイズ

30代、転職に失敗したワーキングマザーが再起を図るブログ

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モラハラ?指導?判断に迷ったら、厳しさの“目的”がどこにあるのかに注目してみてください

      2017/03/31

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「モラハラ」と「指導」の違いはどこにある?

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前職のベンチャーで、強烈なモラハラ上司に遭ったことは以前にも書いた通りです。

そのモラハラ上司がきっかけで、「キャリアアップ」のはずだった私の転職は失敗に終わり、その後、大きくキャリアダウンとなる仕事に就き、今に至ります。

 

“モラハラ”とは、簡単に言えば「精神的な暴力」です。

が、目には見えない問題だけに線引きがとても難しく、特に職場のモラハラについては、「教育」「指導」との区別がつきにくいのが厄介なところ。

チェックリストで「これがあてはまったらモラハラです」と判定できるほど、単純なものでもないと感じています。

 

…というのも、新卒で入った最初の会社でも、私は厳しい上司の下で3年半働いた経験があるのですが、この「厳しい上司」も、行動だけを見れば「モラハラ上司」と共通している部分はたくさんあったからです。

彼は厳しいことで有名で、実際私にもとても厳しかったのですが、「モラハラ」ではありませんでした。

 

「モラハラ」と「指導」の違いはどこにあるのでしょう?私の考えを書いてみます。

 

「モラハラ」も「指導」も、部下の行動に一々指摘をする点は同じ

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「厳しい上司」も、私がまだ新人だった当初は特に、やることなすこと、都度指摘をする人でした。

電話対応やメールの内容や、上司への報告内容の言葉尻を取っては一々追及してくる…。

「厳しい上司」に指摘されるのがイヤで、会社に行くのが苦痛になったこともありました。彼を敵視していた時期もありました。

同僚の中には、彼のことを「パワハラだ」と言い、嫌っている人もいたくらいです。

口調が強く、曖昧な点はとことん追及する人だったので、そう言いたくなる気持ちは理解できました。

 

それでも最終的には、私は彼を「パワハラ」や「モラハラ」ではなく、「仕事に対して厳しい人」だったのだと断言できます。

彼が異動したあと何度か上司は変わったけれど、彼以上の上司が現れることはありませんでした。

 

「厳しい上司」は自分にも厳しかった

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その「厳しい上司」は、部下にはもちろん厳しかったけれど、それ以上に、自分自身に対して厳しい人でした。

部下の私から見ても、その「厳しい上司」は目的意識が高く、常にいい仕事をしようとしていました。

そのための情報収集や勉強は、自分自身がまず欠かさない。

いい仕事をしたいがために、同じ仕事に携わる部下を育てようとした結果が、「厳しさ」として現れたのでしょう。

彼の場合、「厳しさ」は仕事のクオリティを追及した結果であり、目的ではなかったのです(※この点が、「モラハラ上司」との一番の違いだと思います)。

そして、「厳しい上司」の場合、彼が意図する「いい仕事」というのが一体何を指すのか、それがメンバーにきちんと共有されていました。

数値目標、スケジュール(納期)、仕事のクオリティを高めること…など、いつも自分や部下がどこへ向かって何をすべきか、彼はハッキリさせる努力をしていたのです。

だから、部下が目的が曖昧なまま目先の作業だけしようとしたり、目的に反するような行動があった時には、おそろしいほどの勢いで追及する。

それは、彼が仕事の成功を一番に考えていたからです。

その証拠に、事前の打ち合わせによる目的の共有は欠かさなかったし、定期的に進捗を確認することも怠らなかった。

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部下としては、その確認が細かすぎるとストレスに感じることはあったけれど、自分が今どこを歩いているのか分からないような不安感はありませんでした。

彼の目的はあくまでも、<部下と共に仕事を成功させること>にあったので、厳しい指摘の意図を説明する、叱責の後には必ず今後の方向性を示す、ということも忘れませんでした。

 

「厳しさ」に明確な目的があるなら、一概にモラハラとは言えない

モラル・ハラスメントは、まず何よりも「不必要に相手を不快にさせること」です。従って、いくら厳しく叱責されても、それだけではモラル・ハラスメントだとは判断できません。

出典:職場のモラル・ハラスメント対策室

その通りだと思います。

「必要性」の判断がまた難しいところですが…。

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ただ「厳しくすることで、どうしたいのか」、その厳しさの先に正当な目的があれば、一概に「モラハラだ」とは言えないと思います。

目標数値の達成、納期内に仕事を完了させること、部下をビジネスパーソンとして成長させること(教育が目的の場合は特に、どこをどう育成するのか、という具体性が大事だと思いますが)など、明確な目的があれば、そこへ辿り着くまでには「厳しさ」が必要になることもあるでしょう。

逆に、そうした目的が一切ない、あったとしても本人に伝えられないまま無闇に厳しくしているようなケースは、モラハラの可能性が高いと思います。

 

「モラハラ上司」の指摘は、「指摘のための指摘」

次の職場の「モラハラ上司」の厳しさは、質が違いました。

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「モラハラ上司」に、何か仕事上の目標やビジョンがあったのかどうかについては、私には分かりません。

ただ、彼が「部門として何をしたいのか」といったビジョンについて、少なくとも私は自分の在職期間中に一度も聞いた覚えはありません。

それだけでなく、今後のスケジュールや役割分担といった基本的なことについてすら、話すことはありませんでした。

目的がない、またはあったとしても私をはじめ部下に一切伝えないまま、部下の行動に対する否定だけを繰り返していたのです。

 

彼の指示は常にピンポイントで前後がなく、何か聞けば必ず嫌な顔をする。

仕事に必要な情報を事前に与えることはせず、必ず「後出し」であれこれと指摘をする。

 

こうした行動を見ても、「モラハラ上司」は仕事の成功に興味なんか無かったんだと思います。

ただ目の前にいる人間を苦しめることだけが、彼にとっての<やるべきこと>だったのではないでしょうか。

「モラハラ上司」の厳しさは、「厳しくするための厳しさ」。彼の指摘は「指摘のための指摘」。

その厳しさ、指摘の向こうには、何もありません。

 

見極めができないと、大変なことになるのが「モラハラ」

ちょっと厳しくされたからと言って、すぐ「モラハラだ!」「パワハラだ!」と騒いでいたようでは、自分の成長はありません。そういう社員は、組織にとってもマイナスです。

かといって、目的も分からずに闇雲に厳しくされながら、「これは指導なんだ」と捉えようとしていると、そのうち病んでしまいます。

指導か?モラハラか?この見極めが、とても難しい!

単純にモラハラ上司達の言葉だけを切り取れば、「業務上の指摘」「上司としてもっともな指導」にしかならないからです。また、彼らは「指導」を装うのがとても上手だから。

もし今、厳しい上司の下について苦しい思いをしている人がいたら、その厳しさの目的がどこにあるのかを考えてみることは、無駄ではありません。

そしてもし、その目的がない、共有されていない、或いは上司の自己満足にあるようだとしたら…

その時は、「モラハラ」を疑うべきだと思います。

 

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