ぐるぐるデイズ

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産むまで終わらないこともある。だらだらと続く「においづわり」と3つの対策

      2017/03/31

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「においづわり」の衝撃

私の場合は「においづわり」が強烈で、妊娠期間中は「…犬か?」と思うほど鼻が利くようになっていました。身の回りのあらゆる物…それまで無臭だと思っていた物にも、しっかりとにおいがついていることを知り、“この世界はこれほどまでに、悪臭に満ちていたのか”と、愕然としたくらいです。

 

単に「においが分かる」というだけではなく、それらのにおいが全て「悪臭」に感じられるのだから最悪でした。

 

例えば。

▼それまで使っていたシャンプーのにおいが、強烈な吐き気を誘うようになった

▼コンビニやコンビニの商品のにおいが気持ち悪く感じられるようになった

▼飲食店が立ち並ぶ、駅前通りは危険地帯。いろんな食べ物のにおいが混じりあい、めまいが…

 

会社でも、四方八方から容赦なく「におい攻撃」が加えられます。

 

▼コーヒーメーカーから漂う悪臭(本当は、ただのコーヒーのにおい)

▼男性の上司からは加齢臭、女性の同僚からは香水や化粧品のにおいがする

▼昼頃になると窓の外からダシのにおいが漂ってきて(向かいにそば屋がある)、そのにおいを嗅ぐと頭痛が…

▼社員食堂など、とても近寄れない。油のにおいを嗅ぐだけで、胃が裏返しになりそう

▼夕方、清掃業者が入る時間になると、雑巾から強烈な生乾きの臭いが漂ってくる

 

という具合に、家の外は危険がいっぱい。どれもこれも、妊婦でなければ(そして“においづわり”でなければ)気にもしないようなにおいばかりなのに、当時の私にとっては「毒ガス」でしかありませんでした。

 

においを防ぐためマスクをしてみたところ、マスク自体のにおいが臭くて仕方なく…ますます具合が悪くなってしまったので却下。

そんな八方塞がりな状況ながら、どうにかダメージを少なくするために試してみた作戦を紹介したいと思います。

(ちなみに、「産んでも終わらないのでは?」と心配になるほど延々と続いた私の「においづわり」でしたが、産んだらピタリとなくなりました。「終わりはあるもの」だと考えて大丈夫です!)

 

せめて自宅だけは「無臭」にする

 

駅や会社など、多くの人が集まる場所のにおいはどうにもできません。また働いている限りは「行かない」というわけにもいかず、これはもう我慢する他ありません。

その代り、自分の裁量で何とでもできる<自宅>からは、徹底的に苦手なにおいを排除しておくことをお勧めします。

 

自宅にいる間だけは、「今度はどんなにおいが襲ってくるのか…」と怯えることもなくなりますし、安全な空間がひとつでもある、という事実は救いになるでしょう。

私は上記の通りシャンプーを捨て(耐えられる香りの物に買い替え)、インテリアとして買ってあったアロマキャンドルも押入れの奥深くにしまいこみました。また、それまで使っていた布団がどうもカビ臭く感じられたので布団も捨て、来客用に買ってあった布団を自分用にしました。実際、少しカビていたのかもしれません。妊婦の鼻でなければ分からなかったというだけで…。

ヘアケア用品(ヘアクリームやワックスなど)も、使うのをやめました。やや髪はボサボサだったかもしれませんが…顔周りに苦手なにおいをつかってしまうと、一日中気分が悪いので。そんな苦しい思いをするくらいなら、ボサ髪の方がマシと判断。

 

ファンデーションやリップなど、化粧品のにおいがダメになってしまう人もいるかもしれません。で、あれば、思い切って使うのをやめてしまったほうがいいと思います。

 

気力があれば、「大丈夫なにおい」を探してみてもいいかもしれませんが、私はドラッグストアに行くこと自体がいやだった(いろんなにおいが充満している)ので行きませんでした。

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清潔なハンドタオルを携帯しておく

 

会社のデスクや電車内などで、苦手なにおいが漂ってきたら…イザという時、「盾」になってくれるのがハンドタオルです。

調べてみると、マスク自体が臭くてつけられない、という人は意外と多いようで、そんな人たちは皆タオルでにおいをシャットアウトしているようでした。

私も、しっかり洗って、お日様の元で干したタオルのにおいに限っては大丈夫だったので、常にバッグに入れておくようにしていました。

 

逃げようがない時でも、これで何とかその場をしのぐことができます!

 

食事はにおいが少ないものを選ぶ

 

ご飯が炊けるにおいや、食事の湯気は、もう本当に「毒ガス」としか思えませんでした。

湯気をたてたおいしそうな食事・・つわり中は食事のにおいと湯気、湿気が大敵です。極端な言い方をすれば食べ物の見た目、におい、湯気はつわり中の三大禁忌です。

出典:http://www.pixy.cx/~kamosika/syokuzi.htm

…とのこと。

特にご飯の炊けるにおいなんて、私にとっては下水道の臭いそのもので、妊娠中はほとんどお米を炊くことはありませんでした。(初めての子どもで、家には自分と夫しかいなかったから、できたことかもしれません)

油や醤油のにおいがダメなので、おかずも作れないし、飲食店の前は通るだけで吐き気を催すのでなるべく近づきたくない。よって外食も不可。こんな状態が妊娠期間中、ずっと続きました。

 

妊娠中、特定の物を無性に食べたくなる人もいるようですが、特にコレと言って食べたいものもなく…食べられそうなものを探しては仕方なく食べる、といった感じ。暖かいものは湯気のにおいを嗅いだだけで「オェ」なので、クリーム玄米ブランとか、フルーツグラノーラとか…あまりにおいのない、パサポソした感じの乾いた物なら割といけました。

 

妊娠中の食生活は、そんな感じであまり栄養に気を遣うことはできませんでしたが、それでも胎児に必要な栄養は行くようで、ちゃんと育ってくれました。何も食べられない、水さえも受け付けない、という場合は病院での受診が必須ですが、食べられるものがあるなら、意外と大丈夫みたいです。

 

 つわりは理不尽でよくわからない現象

以上、書いてみると「作戦」といえるほどのものではありませんでしたが、正直なところ、意味があったと思える対策が上記3つくらいしかありません。

9ヶ月間闘っても、有効な対策を出せなかった。それくらい、つわりは厄介な症状だ、ということです。

 

つわりの症状は千差万別。

そして、色んな症状を抱えながら、仕事をしなくてはならなかったり、家事をしなくてはならなかったり。「なんて理不尽なんだ!」と叫びたくなることはしょっちゅうでした。長いつわり期間を経て、出産を終えた今でもつわりは私にとって「何だかよく分からない理不尽なもの」です。

 

つわりにはどんな意味があるのが、或いは、単にホルモン量の変化がもたらした症状に過ぎず意味などないのか、それは分からないままです。

でも、

“コレ”という解決策が存在しない。何もかも、全然思い通りにならない。
しかも、そんな期間が延々と続き、いつ終わるのかも分からない。

この体験によって、その後の育児に必要な「忍耐力」だけは、間違いなく身につきました。

そして、あのつわりに比べたら、出産や育児の方がずっと楽…

 

そう思えたことで(無理やり前向きに捉えるなら)、だらだらと続いた私のつわりも「忍耐力を養う期間」としての意味を持つことができたのではないかと思っています。

 

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